0次選考。
聞き慣れない選考名で、初めて聞いた人もいるのではないでしょうか。
0次とは、選考規定に満たない作品をふるい分ける選考のことを指します。
電撃小説大賞は、最初は規定に満たない作品も読むようにしていました。
しかし、今年も5千を超えていることから分かるように、あまりの応募数にやむなく0次選考設けたようです。
そのため、本来ならデビューレベルの作品だったとしても、一文字も読まれることなく捨てられます。
実は半数近くが規定を満たしていないらしく、本来の倍率の倍はあることが考えれます。
今年の電撃小説大賞の倍率は、約7.7%。
しかし実際は、10%を超えているということですね。
年々、多少は没作品が減っているとは思いますが、それでも少なくはない量だと思います。
おそらく、大半の人が0次の存在を知らず、「少しくらいならいいだろう」という気持ちで送っているのだと思います。
誰でも、書き上がった直後の気持ちは、最高傑作の完成に興奮しているもの。
これなら規定違反でも目を瞑ってくれる。
そもそも、そこまで厳密に守らなくても大丈夫だろう。
そんな甘い気持ちで送っている人も少なからずいるのでしょう。
他にも、応募規定をきちんと理解できていない人もいます。
学校や職場にも何人かはいる、どうやっても読解力の乏しい人間。
0次を通過したとしても、ダメ元応募や物書き初心者もいることから、まともな応募数はずっと少なくなります。
狭き門である事実は変わりませんが、想像よりかはだいぶ広くなったと思いませんか?
応募規定順守は前提として、完成後に今一度、冷静に作品を見つめなおしてみてください。
選考を通過するか否かは、この冷静な時間の有無が関わっていると言っても過言ではないでしょう。
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